spacer
UMEX
うおぬま国際交流協会
Top
About UMEX
Join UMEX
News
Events
Multicultural Exchange
BBS
Activity Reports
Links
Contact Us
English Site
spacer Uonuma Association for Multicultural Exchange

| 活動紹介 | 外国語プログラム | 日本語プログラム | ホームステイ・プログラム | 研修プログラム |
| 夢っくすニュース | 夢っくす掲載記事 |

夢っくす掲載記事のご紹介

夢っくすの活動が、ぎょうせい発行の「留学交流」2002年12月号に掲載されました。


ぎょうせい発行「留学交流」2002年12月号 〜 表紙 ぎょうせい発行「留学交流」2002年12月号 〜 記事

留学生支援を魅力ある地域づくりへ
−うおぬま国際交流協会の事例−

国際大学学生センター係長
武田里子

英語プログラムの大学における日本留学の意味
学内の人事異動で留学生担当になって八年になる。最初のころは留学生関係の会議で「国際大学」というと、必ず「どこの国際大学ですか」と聞かれた。国際大学は1982年に新潟県大和町に開設された修士課程(国際関係学研究科と国際経営学研究科)だけの大学院大学で、学生数300名弱の小さな大学院大学である。
学生の約八割が、海外から直接来日する留学生で、ほとんどが日本語の学習経験をもたない。教育言語を英語とし、原則として全寮制をとっているため、日本語ができなくても学内で困ることはない。国際大学はビザ関係の取次申請業務を全国に先駆けて完全導入し、また、自治体や医療機関など地域のさまざまな機関の協力もあって、留学生の生活支援体制はかなり充実していると自負している。これは、修了生の「国際大学は日本の大学とは違うことを教えてほしかった」という、冗談混じりの言葉が裏づけているように思う。
しかし、数年前から膨らんでくる一つの疑問があった。相当数の留学生がクラスメートや学内関係者以外の日本人を知らないまま、あいさつ程度の日本語しか知らずに大和町を去っていく。これでいいのだろうか。彼らにとって日本留学とは何だったのだろう。

補完ではない地域連携のあり方を求めて
「留学生支援を充実させるために地域との連携が必要だ」とたびたび耳にする。だが、「地域と大学との協働という観点からいうと、大学関係者は地域に出てこない、出かけていくのは地域の側ばかりという点に問題がある」と指摘する地域関係者。地域の側には、大学は大学で対応できないことを地域に求めているだけと映っているようだ。
また、地域連携というときに、「留学生」と小さくくくってしまうこと自体に無理はないだろうか。留学生は「学生」であり「生活者」.であり、その存在が連続しているばかりか、その家族は「外国籍住民」であり、配偶者によっては「外国人労働者」であり、子どもたちは「外国籍児童・生徒」である。外国人登録者のわずか5%程度の留学生に議論を絞っていいのだろうか。留学生支援も日本社会の多文化化や国際化といった、大きな方向性との関連の中で考えるべきではないだろうか。
自治体が国際化を政策課題とするようになるのは、19889年に白治省(当時)が地域の国際化を推進するために、地域国際化大綱 を示したことによる。したがって、その歴史は浅く、実際の現場は定住外国人の対症療法的な対応に終始している。行政と大学が日本杜会の多文化化へ向けた地域づくりのなかで、留学生をいかに位置づけるかという視点に立てば、連携の可能性は大きく広がる。

夢っくす(うおぬま国際交流協会)の設立
必ずしも学内全体のコンセンサスがあったわけではない。しかし、英語プログラムで学ぶ留学生が日本の文化社会を学ぶ仕組みとして、学内に地域住民との交流の場を確保したいと考えた。行政は大学を地域リソースと位置づけ、その中期計画の中で「日本一の国際交流の町づくり」を考えていた。一方には、留学生との交流を期待している地域住民がいた。こうした関係者の思いをつなぐ「場」として、国際交流協会をつくろうという結論に行き着いた。
任意のボランティア組織が活動を開始するには、人材とともに財源と活動拠点の確保が課題となる。財源面は、財団法人中島国際交流財団の助成金を獲得することで、活動拠点は大学から学生寮の一室を無償で貸与してもらうことで解決した。組織の目的は「多文化共生へ向けて、地域と大学が異文化理解と魚沼地域の国際化に向けて協力し、地球杜会の発展と平和の実現に寄与すること」と大きく構えた。
うおぬま国際交流協会(UONUMA Association for Multicultural Exchange:通称 UMEX)は、2001年12月に準備会を発足させ、2002年5月に正式発足した。ようやく準備会結成から一年を迎えようとしている。会員は現在210名で、週二回(火曜・金曜)の定例サロン活動、日本語交流員の養成、初級日本語教室と会員向け英会話教室、異文化理解講座や留学生による母国紹介シリーズ、日本文化紹介講座の開講、ホームステイ・プログラムの立ち上げ、外国人や留学生にとって必要な行政文書の翻訳プロジェクト、これらにプラスして留学生と夢っくす会員相互の交流を目的としたバスツアーや稲刈りツアーなどのイベントにも取り組んでいる。
11月下旬には、第三回AIEJ/ユネスコ青年交流信託基金プログラムで大和町を訪問する六か国の大学職員を、国際大学と夢っくすが共同で受け入れる。大学での交流は国際大学が、ホームステイと日本文化紹介は夢っくすが分担する。
また、外国籍児童約20名(ほとんどが国際大学関係者の子女)を抱える大和町は、今年、教育の国際化推進事業の指定を受けた。 夢っくすは、この事業の中で外国籍児童・生徒とその家族の日本語学習を支援している。さらに、その活動は地域に暮らす外国人花嫁などへの支援へと展開を見せつつある。

大和町から世界へ
10年後には、国際大学の教職員の大半が入れ替わっているだろう。学生も替わる。だが、夢っくすに集う会員の多くはこの地に住み続ける。この人たちと留学生、そしてその家族をつなぐことは、大和町が10年後も20年後も彼らにとって戻ることのできる「ふるさと」になることを意味する。
今夏のバングラデシュの洪水報道を見た夢っくす会員が、「○○さんは大丈夫かしら?」と連絡をくれた。人と人とが知り合うことに、よって、痛みや悲しみにリアリティが伴ってくる。これが、国際教育交流が世界平和につながるという意味だろう。
留学生交流を地域づくりにまで広げられるかどうかが、留学生支援の充実を担保することになると確信している。地域と大学の連携にはつなぎ手が必要だ。そのつなぎ手には、留学生受入れの第一義的責任を負う大学が応分の役割を果たすことが自然だろう。まだ不確定要素の多い夢っくすではあるが、夢っくすに集う仲間たちとともに新たな留学生地域交流モデルを模索したい。

筆者は、うおぬま国際交流協会と国際大学との連絡窓口を担当している


| 活動紹介 | 外国語プログラム | 日本語プログラム | ホームステイ・プログラム | 研修プログラム |
| 夢っくすニュース | 夢っくす掲載記事 |

UMEX うおぬま国際交流協会
夢っくすサロン(国際大学第3学生寮1階)  [地図]
(土曜:13:00〜15:00)
事務局:〒949-6609 新潟県南魚沼市八幡35-7

TEL: 025-779-1520
FAX: 025-779-1520
E-Mail: office@umex.ne.jp